『 犬鳴村 』映画評(ネタバレ無し)★★★☆☆
実在する心霊スポット、旧犬鳴トンネルにまつわる都市伝説や噂を
「呪怨」などで知られるジャパニーズホラーの巨匠、清水祟監督が映画化!
あらすじ
奇妙なわらべ歌を口ずさみ、精神が不安定になった女性、行方不明になった兄弟。変死事件・・・。臨床心理士の森田奏の周りで、奇妙なことが相次いで起こり始めた。それらの出来事の共通点は、あの有名な心霊スポット「犬鳴トンネル」にあるらしい。突然死した女性が残した「トンネルを抜けた先に村があって、そこで✕✕✕を見た・・・」という言葉。奏は真相を探るために「犬鳴トンネル」へと向かうが、そこには恐るべき真相が隠されていた。
ポスター
作品データ
英題
- 『 HOWLING VILLAGE 』
上映時間
- 108分
公開日
- 製作国(日本) 2020年2月7日
製作キャスト
きなこ評
旧犬鳴トンネルの奥には、国が干渉できない地図から消された村、いわゆる「犬鳴村」が存在するという都市伝説がある。そしてこの映画は、題名からも分かる通り、心霊スポットの恐怖というより、得体の知れない異文化や伝説に対する不気味さのほうが伝わってくる。
恐怖のジャンルとしては、「ミッドサマー」「食人族」「ウィッカーマン」の様な得体の知れない文化に知らぬ間に巻き込まれ、ついには取り返しのつかない状態となる類の恐怖なので、それを期待したほうがいい。観終わってから、そう思った。(もったいない…)
少なくとも「実話だったらどうしよう」と不安に思えた。知らない異文化に対する恐怖を扱うホラーを清水祟監督が撮ったことにより邦画独特の不気味な雰囲気の映画に仕上がっている。