東映が発表した、新たな「恐怖の村シリーズ」とは・・・⁉

f:id:byplayer2021:20220205113538j:plain

新たに発表された「恐怖の村シリーズ」のティザービジュアル

 

実在する心霊スポットをモチーフにした清水祟監督の映画『犬鳴村(2020)』、『樹海村(2021)』のヒットを受けて、2月18日に『牛首村(2022)』の公開が控えていますね。

 

配給会社である東映が、興味深い発表をしました。それは、新たな「恐怖の村シリーズ」製作です。アナウンスが2月3日の東京・esports銀座studioで行われました。

 

海辺に十字架という、不穏でどこか美しいティザーポスターも発表されました。『犬鳴村(2020)』から続く「恐怖の村シリーズ」全てに携わっているプロデューサー・紀伊宗之によると、これまでの「村」シリーズとは角度を変えた新しいシリーズになるという。

 

それは一体どんなものなのか・・・。想像できませんが、その場合これまでの「村」シリーズは一旦『牛首村(2022)』で区切りをつけるということなのでしょうか?

 

ここで東映の新たなヒットジャンルである「恐怖の村シリーズ」の魅力を考えたいと思います。

 

『犬鳴村(2020)』、『樹海村(2021)』、『牛首村(2022)』と続く「恐怖の村シリーズ」の魅力は主に3つあります。

 

① 実在する都市伝説に基づく物語

② 異質な風習に巻き込まれる恐怖

③ 映画ならではのフィクション演出

 

「恐怖の村シリーズ」は、単にオバケで怖がらせるホラーではなく、どちらかといえばアリ・アスター監督の『ミッドサマー(2019)』のように、不気味な風習や伝統に巻き込まれる怖さを売りにしているといえます。

 

そして、このシリーズの面白い所はミステリー要素もあるという点です。

 

そこに「リング」や「呪怨」で確立してきたジャパニーズホラーの「不気味さを際立たせる演出」が加わり、独自のジャンルを形成しています。

 

つまり「リング」呪怨」「着信アリ」等と続く、新たな日本のホラーブームの火付け役が現在の「恐怖の村シリーズ」といえます。

 

ですので今回発表された新たなシリーズが、一体どんなジャンルを形成していくのか楽しみです。

 

個人的に、劇中で村の謎をとく主人公を、変わり者の探偵にすれば金田一耕助のオカルト版みたいになって面白そう・・・。だと思います。